喪中でもお歳暮は贈れます。お歳暮はお祝いではなく一年の感謝を伝える品なので、喪に服していることと矛盾しません。判断が分かれるのは時期のほうで、四十九日の忌明けが済んでいるかどうかで贈り方が変わります。
この記事では、自分または相手が喪中のときの贈り方、忌明けが間に合わない場合の切り替え先、掛け紙の選び方をまとめました。あわせて、当店の受注データから見た「12月21日から25日が1日150件でピーク、26日からは75件に半減する」という実測値も載せています。年内に動くかどうかの判断期限が、この数字から分かります。
喪中でもお歳暮は贈ってよい
喪中はがきは贈り物を辞退する知らせではない
喪中はがきは「喪に服しているため年始のあいさつを失礼します」という通知です。年賀状のやり取りを控えることを伝えるもので、贈り物そのものを断る意味は含まれていません。喪中はがきを受け取ったからお歳暮も控える、という判断は必要ありません。
お歳暮は慶事ではなく、一年の感謝を伝える品です。この性格の違いが、喪中でも贈れる理由になっています。逆にお年賀は年始を祝うあいさつなので、こちらは扱いが変わります。
四十九日の忌明けが判断の分かれ目
贈るかどうかではなく、いつ贈るかを決めるのが四十九日です。忌明けを過ぎていれば、表書きは通常どおり「御歳暮」で問題ありません。忌明け前に届くと、受け取る側が対応に困ることがあるため、時期をずらします。
忌明けの時期で贈り方が変わる
| 状況 | 贈る時期 | 表書き |
|---|---|---|
| 年内に忌明けしている | 12月上旬から年内 | 御歳暮 |
| 忌明けが年内に間に合わない | 松の内明けから立春の前日まで | 寒中御伺 |
| 松の内の期間 | 贈らない | この期間は慶事にあたる |
立春の前日は2月4日ごろです。松の内の終わりは関東で1月7日、関西で1月15日が目安なので、寒中御伺として贈れるのは実質1月中旬から2月初旬になります。
お年賀は避けて寒中見舞いに切り替える
松の内は新年を祝う期間にあたるため、この時期に「御年賀」として品物を贈るのは避けます。年始のあいさつを済ませたい場合も、松の内が明けてから寒中見舞いとして伺う形にします。
お年賀そのものの時期や相場は、お年賀はいつまで?関東1月7日・関西1月15日と相場の目安でまとめています。
掛け紙は水引のない白無地を選ぶ
紅白の水引は慶事に使うものなので、喪中の贈答では使いません。水引が入っていない白無地の掛け紙か、白無地の短冊を使い、表書きだけを書きます。のしのマークも省きます。
通販で贈る場合、店によって選べる掛け紙の種類が違います。注文の前に、水引なしの掛け紙に対応しているかを確認しておくと確実です。
年内に贈るなら12月25日ごろまで
喪中で時期をずらすかどうかを決めるとき、実際にいつまで動けるのかが問題になります。当店(伊達のくら)の2024年12月と2025年12月、2回分の受注を日別に集計しました。
| 期間 | 1日あたりの注文 |
|---|---|
| 12月1日から10日 | 100件 |
| 12月11日から20日 | 118件 |
| 12月21日から25日 | 150件 |
| 12月26日から31日 | 75件 |
12月21日から25日が最も多く、26日以降は半減します。年内の贈答は実質12月25日ごろで動きが止まるということです。配送も年末は混み合い、相手が帰省で不在になる可能性も上がります。
忌明けが12月下旬にかかる場合、年内に間に合わせようとすると準備の時間がほとんど残りません。無理に年内へ寄せず、寒中御伺に切り替えるほうが、相手にも自分にも余裕が生まれます。
品物を選ぶときに気をつけること
祝いを連想させるものを外す
鯛や紅白のもの、祝い菓子など、慶事を思わせる品は喪中の贈答では避けます。日持ちのする食品や日用品など、日常で使えるものが選ばれやすくなります。
相手の状況に量を合わせる
喪中の家庭は弔問や法要の対応が続き、台所に立つ余裕が少なくなりがちです。すぐ調理が必要なものや、量が多くて使い切れないものは負担になります。冷凍で日持ちし、小分けになっているものが扱いやすくなります。
当店の厚切り大トロ牛たんは150グラム3,280円からで、冷凍でお届けします。小分けなので必要な分だけ解凍でき、相手の都合に合わせて食べてもらえます。掛け紙は水引なしにも対応しています。
よくある質問
- 喪中の相手にお歳暮を贈ってもよいですか?
- 贈れます。お歳暮は慶事ではなく一年の感謝を伝える品なので、喪に服していることと矛盾しません。喪中はがきは年始のあいさつを控える通知であり、贈り物を辞退する意味は含まれていません。
- 四十九日が済んでいない場合はどうしますか?
- 時期をずらします。忌明けが年内に間に合わない場合は、松の内が明けてから立春の前日(2月4日ごろ)までに「寒中御伺」として贈ります。松の内の期間は新年を祝う時期にあたるため贈りません。
- 喪中のときの掛け紙はどれを使いますか?
- 水引の入っていない白無地の掛け紙か、白無地の短冊を使います。紅白の水引は慶事に使うものなので避け、のしのマークも省いて表書きだけを書きます。
- 喪中でもお年賀は贈れますか?
- 避けます。松の内は新年を祝う期間にあたるためです。年始のあいさつをしたい場合は、松の内が明けてから寒中見舞いとして伺う形にします。
- 年内に贈るなら、いつまでに手配すればよいですか?
- 12月25日ごろまでが目安です。当店の12月2回分の受注では、12月21日から25日が1日あたり150件で最も多く、26日以降は75件に半減します。年末は配送も混み合い、相手が不在になる可能性も上がります。
参考にした資料
伊達のくら(Shopify)の受注実績/2024年12月と2025年12月の日別集計(2026年8月18日時点)。喪中の作法・忌明けの扱い・掛け紙は一般的な慣習に基づく記載で、地域や宗派によって幅があります。
