冷凍肉の美味しい解凍方法/blogs/column/thawing-meat

【牛タン専門店が解説】冷凍肉の美味しい解凍方法!

肉を冷凍しておけば、使いたいときに使えてとても便利です。しかし、冷凍肉を凍ったまま調理すると焼きムラができたり、肉が硬くなってしまったりする場合があり、上手に解凍できなければ美味しく食べられない可能性があります。では、冷凍肉はどのように解凍すれば美味しく食べられるのでしょうか。

今回は、冷凍肉の美味しい解凍方法をご紹介します。ぜひ、冷凍肉を解凍する際の参考にしてください。

冷凍肉の4つの解凍方法

冷凍肉を解凍する方法としては、次の4つの方法がありますが、解凍方法によって解凍までにかかる時間が異なります。冷凍肉を解凍する際には、調理までの時間を逆算したうえで、適切な解凍法を選ぶようにしましょう。

では早速、解凍にかかる時間が短いものからご紹介します。

電子レンジでの解凍

もっとも手軽に、短い時間で解凍する方法が電子レンジを使った解凍です。解凍機能がついている電子レンジを利用すれば、数分で解凍することができます。

ただし、解凍ムラが生じる場合がありますので、途中で裏返したり、向きを変えたりしながら解凍するとよいでしょう。また、ドリップを吸収すると解凍ムラを抑えることができるため、キッチンペーパーを肉の下に敷くとよいでしょう。

流水解凍

電子レンジの次に冷凍肉を早く解凍する方法が流水解凍です。解凍時間は肉の量や厚みによって変わりますが、20分~1時間程度で解凍できるでしょう。

密閉袋に入れた冷凍肉をボウルに入れ、上から水を流し続けます。多少のドリップは発生しますが、ムラなくきれいに解凍できます。ただし、水を流し続ける必要があるため、大量の水が必要になります。

氷水解凍

氷水を入れたボウルに袋に入れた冷凍肉を浸し、放置する解凍方法です。解凍までにかかる時間は、厚みや量にもよりますが13時間程度になります。氷が溶けたときには氷を追加する必要がありますが、ドリップも出にくく、解凍ムラもできにくいといったメリットがあります。

冷蔵庫解凍

冷蔵庫の中に冷凍肉を入れ、解凍する方法です。ドリップが出にくく、冷蔵庫に放置しておくだけなので手間もかかりません。しかし、解凍には4時間~1日程度時間がかかるため、前日から準備ができるような場合におすすめの解凍法です。

「伊達のくら」のおすすめは冷蔵庫解凍

牛タン専門店である「伊達のくら」では、冷凍肉は前日に冷蔵庫に移す、冷蔵庫解凍をおすすめしています。ゆっくり解凍することで、余分なドリップの流出を抑え、旨みを閉じ込めたまま解凍することができます。前日に準備をするという点だけに注意すれば、もっとも簡単に美味しく解凍できる方法が冷蔵庫解凍です。冷凍肉を調理する際には、冷蔵庫での解凍をおすすめします。

肉を美味しく解凍するために必ず押さえておきたいポイント

冷凍肉を美味しく解凍するためには、次の3つのポイントを覚えておくことが大切です。

低温解凍が美味しさを維持する

冷凍肉は、低温でじっくり時間をかけて解凍したほうが、肉の旨みを保つことができます。肉の旨みを保つためには、ドリップを出さないことが大切です。解凍した肉から出ている赤色の液体を見たことがある方も多いのではないでしょうか。その赤い液体こそ、ドリップと呼ばれるものです。

ドリップは、肉の中の組織液です。ドリップには旨み成分を含むたんぱく質が含まれるため、ドリップが出てしまうと水分の抜けたパサついた肉になるだけでなく、旨みも一緒に流出してしまうことになります。

食材の内部と表面の温度差が大きくなるほど、ドリップは出やすくなります。美味しく解凍するためには、できるだけドリップを出さないようにゆっくり低温で解凍するようにしましょう。

解凍後は室温に戻す

解凍後、冷たい状態のまま調理すると、中までしっかり火が通らず、焼きムラが生じやすくなります。また、冷たい状態の肉は表面には火が劣るものの、中に火が通るまでに時間がかかるため、調理時間も長くなり、パサついた食感となります。冷蔵庫や氷水などで解凍した冷凍肉を調理する際には、室温に1020分ほど置いてから調理するようにしましょう。

ドリップはしっかり処理をする

解凍中にドリップが出た場合には、調理をする前にドリップをしっかりふき取るようにしましょう。ドリップは臭みやえぐみの原因となります。しかし、ドリップが出たからといって肉を洗ってはいけません。洗ってしまうと肉の旨みも一緒に流れてしまい、水っぽくなります。また、跳ねた水が食器や調理器具に付着し、菌による食中毒が発生する恐れもあります。解凍後の肉は洗わず、ドリップをキッチンペーパーで優しくふき取ってから調理するようにしましょう。

肉の解凍時に絶対にやってはいけないこととは

肉の解凍時に絶対にやってはいけないこと

冷凍肉を美味しく、安全に食べるためには、解凍するときに絶対にやってはいけないことがあります。それは、常温での解凍と再冷凍です。

常温解凍は肉の旨みが流出するうえ、衛生面にも問題あり

肉の表面と内部の温度差が大きくなればなるほど、肉の組織が破壊され、ドリップが流出してしまいます。早く解凍したいからといって、常温解凍をするとドリップが流れ出し、パサつくと同時に旨みも感じられない肉となってしまいます。

また、常温解凍を絶対に行ってはいけないもう一つの理由に、雑菌の繁殖があります。食中毒を招く恐れがあるため、常温での解凍は絶対に避けましょう。

解凍した肉の再冷凍もNG

一度解凍した冷凍肉を再度冷凍すると、肉の水分が出でしまうためパサついた肉となります。また、解凍したことにより雑菌の繁殖リスクも高まるため、衛生面から見ても再冷凍はおすすめしません。

スーパーなどで購入した肉を冷凍する際には、購入した状態のまま、まとめて冷凍するのではなく、小分けにして冷凍をしておくと、解凍をする際にも必要な分だけ解凍することができます。また、どうしても再冷凍をしたい場合には、調理後に冷ましてから冷凍するとよいでしょう。

冷凍肉を取り扱ううえでの注意点

冷凍庫に入れておけば、衛生面でも安心だと考える方も少なくありません。しかし、冷凍保存をしている肉であっても、美味しく食べられる期間には限界があります。また、冷凍した肉を解凍した後の保存期間にも注意が必要です。 

賞味期限の目安は1ヶ月

スーパーなどで購入した肉を冷凍した場合、賞味期限の目安は1ヶ月です。長く保存していると表面が酸化したり、乾燥したりして、肉の旨みが失われてしまいます。また、家庭の冷凍庫は開閉する頻度が高いため、庫内の温度が上がってしまう可能性もあります。安全に食べるためにも、購入した肉を冷凍して保存する場合には1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。ただし、ひき肉は空気に触れる面積が大きく、傷みが早いため、冷凍保存できる期間は2週間程度が目安となります。

「伊達のくら」の商品の保存目安は6ヶ月

「伊達のくら」で販売している冷凍肉は、全ての工程において雑菌が付着しないよう、最新の設備を整えた環境で真空パックにし、急速冷凍を行っているため、約6ヶ月間、冷凍保存が可能です。

解凍後の保存期間

解凍後の肉の保存期間は、長くても2日程度です。冷蔵庫で長時間保存するほどドリップが流出し、旨み成分が流れ出てしまうため味が落ちてしまいます。また、ドリップとして水分も流れ出るため、食感も悪くなります。

解凍した肉は、できるだけ早く調理するようにしましょう。

牛タン専門店が伝授!肉の部位ごとの適切な解凍方法

冷凍肉の解凍方法によって、肉の美味しさも変わってきます。牛タン専門店「伊達のくら」が提供する冷凍の商品も、より美味しく召し上がっていただくために部位ごとの適切な解凍方法をご紹介します。

ブロック肉の解凍方法

ブロック肉は厚みがあるため、電子レンジで解凍をすると解凍ムラが生じる可能性が高くなります。ブロック肉は、冷蔵庫でじっくり時間をかけて解凍するとよいでしょう。また、できるだけ低い温度で解凍したほうがドリップは出にくくなるため、チルド室があればチルド室で解凍することをおすすめします。

ブロック肉を解凍するには時間がかかるため、調理する日の12日前には冷蔵庫に移すようにしましょう。

 

カット肉の解凍方法

カットされた肉を解凍するときも、冷蔵庫のチルドルームで時間をかけて解凍するとよいでしょう。ドリップが出にくくなり、旨みを維持した状態で解凍ができます。急いで使用したいときには、ドリップが出にくい氷水解凍をおすすめします。

 

ハンバーグの解凍方法

焼かずに冷凍してあるハンバーグの場合は、冷蔵庫で解凍してから常温に戻し、調理します。焼かれた状態で冷凍してある場合は、凍ったままフライパンに入れ、少量の水で蒸し焼きにするとふっくらと仕上げることができます。

ソーセージ・ハムの解凍方法

ソーセージやハムなどの加工肉も冷蔵庫での解凍がおすすめです。すぐに食べたいときには、氷水解凍をするとよいでしょう。

 

焼き鳥の解凍方法

冷凍焼き鳥を解凍する場合も、冷蔵庫での解凍をおすすめします。

加熱していない焼き鳥の場合は、解凍後に魚焼きグリルで焼くと香ばしく仕上がります。また、フライパンを使う場合には、油を薄くひき、蓋をして蒸し焼きにすると中まで火が通りやすくなります。

加熱済みの焼き鳥の場合も、冷蔵庫での解凍後に魚焼きグリルやフライパンで温め直すと美味しく食べられます。また、急いでいる場合は、電子レンジの解凍機能ではなく、加熱機能を使うとよいでしょう。ラップをしたうえで凍ったまま、電子レンジで加熱します。その場合、ムラなく解凍できるように、途中でひっくり返すとまんべんなく温めることができます。

刺身の解凍方法

肉の刺身を解凍する場合は、冷蔵庫での解凍か氷水解凍が適しています。電子レンジで解凍した場合、火が通りすぎてしまう可能性があります。また、流水解凍もドリップが出てしまうため避けましょう。

まとめ

牛タン専門店「伊達のくら」が冷凍肉の美味しい解凍方法をご紹介してきました。冷凍肉の解凍のポイントは、いかにドリップを出さないかという点です。ドリップの流出を防ぐためには、肉の内部と表面の温度差をできるだけ小さくできる冷蔵庫、特にチルド室での解凍をおすすめします。

伊達のくらオンラインショップでは、牛タンをはじめ、ホルモン焼肉セット、牛タンカレー、牛タンソーセージなどさまざまな商品をご用意しております。商品は小分けになっており、冷凍庫で6ヶ月は保存ができるため、食べたいときに食べたい分だけ召し上がっていただくことができます。

牛タン商品をお探しの際には、ぜひ伊達のくらオンラインショップ をご利用ください。

 

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