ハンバーグを生焼けにしないコツは、強火で表面を固めてから、ふたをして弱火で蒸し焼きにすることです。厚さ2cmで、片面3分・裏返して弱火7分から8分が目安になります。
この記事では、焼く前の準備、火加減の手順、焼けたかどうかの見分け方をまとめました。加熱の基準は厚生労働省が示す中心部75度で1分間以上に置いています。
焼く前の準備で仕上がりが決まる
焼き方以前に、成形の段階で結果の大半が決まります。割れる・肉汁が逃げる・生焼けになるのは、いずれも準備の問題であることが多いためです。
- 肉と塩を先に練る。塩でたんぱく質が結着し、粘りが出ます。他の材料は粘りが出てから加えます
- 空気を抜く。両手でキャッチボールのように打ちつけ、中の空気を出します。空気が残ると焼いたときに割れます
- 中央をくぼませる。中央は膨らみやすいので、あらかじめ指でへこませておくと厚みが均一になります
- 厚さをそろえる。2cm前後にすると、下の時間の目安がそのまま使えます
焼き方の手順
- フライパンをよく熱する。油を薄くひき、煙が出る手前まで温めます
- 強めの中火で片面3分。焼き色が付くまで動かしません。ここで表面を固めて肉汁を閉じ込めます
- 裏返して弱火にし、ふたをする。7分から8分、蒸し焼きにします
- 火を止めて2分置く。余熱で中心まで火が回り、肉汁が落ち着きます
| 厚さ | 片面(強めの中火) | 裏面(弱火・ふたあり) |
|---|---|---|
| 1.5cm | 2分30秒 | 5分から6分 |
| 2cm | 3分 | 7分から8分 |
| 2.5cm | 3分30秒 | 9分から10分 |
ふたをするのは中まで火を通すため
ハンバーグは厚みがあるので、表面から伝わる熱だけでは中心まで届きません。ふたをして蒸気を閉じ込めると、上からも熱が回って中心温度が上がります。ふたなしで焼き続けると、外が焦げて中が生のままになります。
焼けたかどうかの見分け方
いちばん確実なのは温度計ですが、無い場合の目安もあります。
- 竹串を刺して透明な肉汁が出る。赤い汁が出るならまだです
- 中央を押して弾力がある。やわらかく沈むなら生焼けです
- 温度計があれば中心75度を確認する。これがいちばん確実です
厚生労働省は食肉の加熱条件として中心部75度で1分間以上(またはこれと同等)を示しています。挽き肉は表面の菌が内部に入り込むため、ステーキのように中を赤く残す焼き方はできません。
生焼けだったときの直し方:切ってしまった場合は、フライパンに戻してふたをし、弱火で2分から3分追加します。電子レンジで加熱すると水分が抜けて硬くなるため、フライパンで戻すほうが仕上がりが保てます。
肉の量の目安
ハンバーグ1個あたりの挽き肉は、大人で120gから150gが目安です。焼くと水分と脂が抜けて3割ほど小さくなるため、成形時は仕上がりより大きめに作ります。
人数分の分量はハンバーグの肉の量を解説した記事で詳しく扱っています。
冷凍のハンバーグを焼く場合
冷凍のまま焼くと、外が焦げて中が凍ったままになりやすくなります。前日に冷蔵庫へ移して解凍してから焼くのが基本です。
解凍のしかたは冷凍肉の解凍方法を解説した記事にまとめています。当店の牛たんハンバーグも冷蔵解凍してから焼いてください。
よくある質問
- ハンバーグを生焼けにしないコツは何ですか?
- 強火で表面を固めてから、ふたをして弱火で蒸し焼きにすることです。厚さ2cmなら片面3分、裏返して弱火で7分から8分が目安になります。ふたをしないと中心まで熱が届きません。
- ハンバーグは何分焼けばよいですか?
- 厚さ2cmで、強めの中火で片面3分、裏返して弱火でふたをし7分から8分です。1.5cmなら2分30秒と5分から6分、2.5cmなら3分30秒と9分から10分が目安になります。
- ハンバーグが焼けたかどうかはどう見分けますか?
- 竹串を刺して透明な肉汁が出れば焼けています。赤い汁が出るならまだです。温度計があれば中心75度を確認するのが最も確実です。
- ハンバーグの中心温度は何度必要ですか?
- 厚生労働省は食肉の加熱条件として中心部75度で1分間以上(またはこれと同等)を示しています。挽き肉は表面の菌が内部に入り込むため、ステーキのように中を赤く残す焼き方はできません。
- ハンバーグが割れるのはなぜですか?
- 成形時に空気が残っているためです。両手でキャッチボールのように打ちつけて空気を抜き、中央を指でくぼませてから焼いてください。
- 生焼けだったらどう直しますか?
- フライパンに戻してふたをし、弱火で2分から3分追加します。電子レンジで加熱すると水分が抜けて硬くなるため、フライパンで戻すほうが仕上がりが保てます。
- 冷凍のハンバーグはそのまま焼けますか?
- 外が焦げて中が凍ったままになりやすいため、前日に冷蔵庫へ移して解凍してから焼くのが基本です。
参考にした資料
文部科学省 食品成分データベース(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)/にわとり[その他]つくね、にわとり[二次品目]ひき肉 生・焼き、うし[副生物]舌 生、うし[乳用肥育牛肉]ばら 脂身つき 生(2026年8月13日参照)。加熱の目安は厚生労働省が示す食肉の加熱条件(中心部75度で1分間以上、またはこれと同等)に基づきます。
※本記事は一般的な情報を提供するものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康状態や食事内容について不安がある場合は、医師・管理栄養士にご相談ください。
