焼肉や牛タン焼きで人気の牛タンは、お店で食べる方が多いのではないでしょうか。
牛タンスライスは焼肉店の定番メニューですが、1皿単位で頼むことが多いため、1皿が何gぐらいなのかは分かりません。
また、牛タン定食のお店でも1人前として提供されているため、1人前が牛タン何gに該当するのか分からないケースがほとんどでしょう。
そのため、自宅で牛タンを食べようと思ったとき、牛タン100gがどのくらいの量なのか、1人前としてどのくらいの量を購入すればよいのか悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、牛タン100gがどのくらいの量になるのか、また、牛タン1人前の目安量はどのくらいになるのかについてご説明します。
牛タン100gはどのくらいの量?
牛タン100gはどのくらいの量になるのでしょうか。普段、食べることが多い牛タン料理を目安に、牛タン100gの量についてご紹介します。
薄切り牛タンの場合は6~7枚程度が100g
焼肉店で見かけることの多い薄切り牛タンは、6~7枚程度が100gの目安となります。
牛タン1皿を頼んだ場合、だいたい薄くスライスされた牛タンが6~7枚程度お皿に載せられているケースが多いでしょう。
したがって、焼肉店で牛タン1皿分の量が、おおよそ牛タン100gの量になると考えられます。
また、薄切り牛タンでも、焼肉ではなく、しゃぶしゃぶで食べるような場合は、さらに薄くスライスされているケースが多くなります。そのため、しゃぶしゃぶ用の牛タンの場合は100gで12~15枚程度になるといわれています。
厚切り牛タンの場合は2~3枚程度が100g
次に、仙台の牛タン焼きのように厚切りスライスにした牛タンの場合は、2~3枚程度が100gの目安です。
また、厚切り牛タンよりさらに厚みがある、牛タンステーキなどの場合は、1枚あたり100gを目安にしていることが多くなっています。
牛タン1人前の目安は何g?
牛タン100gあたりの量の目安をご紹介しましたが、牛タン1人前の目安量はどのくらいになるのでしょうか。
牛タンの1人前の目安は150g
仙台の牛タン焼き定食を提供するお店では、1人前の牛タンの量を150gに設定していることが多くなっています。
伊達のくらの厚切り牛タンも、1人前の量を150gとしています。
一般的なお肉の1人前の量は、成人男性の場合200g程度が目安になるといわれています。
しかしながら、厚切り牛タンの場合、しっかりとしたかみ応えがあり、脂のうまみを十分に味わえることから、150gほどの量を1人前としているケースが多いようです。
ご自宅で厚切り牛タンを食べる場合にも、1人前を150gとして、人数分の量を準備するとよいでしょう。
1頭分の牛タンの量はどのくらい?
牛タンの1人前の目安は150gですが、牛の舌である牛タンは、1頭でどのくらいの量が取れるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
牛1頭あたりの牛タンの量は、1~1.2kgが目安になるようです。
成牛1頭の体重は約700kgです。このうち、食べられる部位(精肉)は約300kgになるとされています。
牛1頭単位で考えた場合、お肉として食べられる量は300kgも取れるのに対し、牛タンはわずか1~1.2kg程度です。
このことから、牛タンは非常に希少性が高い部位だということがお分かりになるのではないでしょうか。
牛タン100gのカロリーはどのくらい?
牛タン100gの量は、薄くスライスした状態で6~7枚、厚切りスライスでは2~3枚程度が目安になります。
では、牛タン100gあたりのカロリーや含有する栄養素はどのくらいになるのでしょうか。
牛タン100gのカロリー
牛タン100gのカロリーは、生の状態だと318kcalです。
また、焼いた場合は、水分が出て縮むため、100gあたり401kcalとなります。
焼肉店で食べる薄切り牛タンは、6~7枚程度で100gとなります。
したがって、薄切り牛タン1枚あたりのカロリーは、50kcal程度になると考えられるでしょう。
また、牛タン定食の場合、1人前の目安は150gでした。
生の牛タン100gあたりのカロリーは318kcalであるため、1人あたりのカロリーの目安は477kcalと計算できます。
定食として食べる場合には、味付けをする調味料のカロリーやご飯、お漬け物などのカロリーも合わせて計算する必要があります。
しかし、牛タン定食1人前あたりの牛タンだけのカロリーはおおよそ500kcalとして覚えておくと、ダイエットのときもカロリー計算がしやすいのではないでしょうか。
牛タン100gに含まれる主な栄養素
牛タンにはさまざまな栄養素が含まれています。牛タン100gに含まれる主な栄養素は次のとおりです。
栄養素名 |
含有量 |
たんぱく質 |
13.3g |
脂質 |
31.8g |
炭水化物 |
0.2g |
ナトリウム |
60mg |
カリウム |
230mg |
マグネシウム |
15mg |
リン |
130mg |
鉄 |
2.0mg |
亜鉛 |
2.8mg |
銅 |
0.09mg |
マンガン |
0.01mg |
ヨウ素 |
1μg |
セレン |
10μg |
モリブデン |
2μg |
レチノール |
3μg |
ビタミンE(α-トコフェロール) |
0.9mg |
ビタミンK |
9μg |
ビタミンB1 |
0.10mg |
ビタミンB2 |
0.23mg |
ナイアシン |
3.8mg |
葉酸 |
14μg |
パントテン酸 |
0.68mg |
ビオチン |
1.9μg |
ビタミンC |
1mg |
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
牛タン100gの価格相場はどのくらい?
牛タンは100gあたりどのくらいの価格で販売されているのか、牛タンの価格相場も気になるところでしょう。
国産牛と輸入牛の牛タン価格の違い
牛タンの価格は、国産牛であるか輸入牛であるかによって変わります。
一般的には、国産牛の牛タンのほうが価格は高くなりますが、輸入牛の場合は円相場によっても価格が変わってくる点に注意が必要です。
近年、円安傾向が続いており、また干ばつによる餌代の高騰などによって、輸入牛の価格が値上がりしています。
そのため、輸入牛と国産牛の価格差は縮まりつつあります。
スーパーで牛タン100gを買う場合
スーパーで牛タンを購入する場合、輸入の牛タンは100gあたり700~1,000円程度となっています。
また、国産牛タンは、スーパーに置かれているケースはほとんどありません。
先ほど、牛1頭あたりから取れる牛タンの量は1kg程度であるとご紹介しました。
牛タンは希少部位であることから、国産牛の牛タンの流通量は少なく、スーパーに陳列されるケースはほとんどないのです。
通信販売で牛タン100gを買う場合
牛タンは通信販売でも購入することができます。
インターネット通販で販売されている牛タンの場合、輸入牛タンの100gあたりの価格相場は800~1,000円程度です。
スーパーで販売されている場合とそれほど大きな価格差はないでしょう。
しかしながら、牛タン焼きのように厚切りで食べる牛タンは、サクッとかみ切れるように一枚一枚に切れ込みが入っています。
薄切りにする場合に比べて手間がかかっているため、厚切り牛タンの場合は価格相場が少し高めになっている場合もあります。
また、インターネット上では国産牛タンも販売されています。
牛タンの部位によっても価格は変わりますが、100gあたり1,000~1,500円前後のものが多いようです。
国産の黒毛和牛の牛タンとなるとさらに価格は高くなり、100gあたり2,000~2,500円前後が多くなっています。
焼肉店で牛タン100gを食べる場合
焼肉店の牛タンの価格は、お店によって大きく異なります。チェーン店のような低価格戦略の店では100gあたり1,000円程度が目安になるでしょう。また、高級店の場合には100gあたり3,000~4,000円程度になることもあります。
牛タン専門店が教えるおいしい牛タンの選び方
牛タンは、お店だけでなく、自宅でもおいしく食べられます。
では、おいしい牛タンを選ぶときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
牛タン専門店の伊達のくらが、おいしい牛タンの見極めポイントをご紹介します。
おいしい牛タンは鮮度が大切
まず、牛タンは鮮度が大切です。鮮度が下がると臭みが強くなり、牛タン本来のうまみを感じにくくなってしまいます。
ブロックで購入する場合もスライスされた状態で購入する場合も、ドリップと呼ばれる赤い液体が出ているものは鮮度が低下している可能性があります。
ドリップには、うまみ成分も含まれているため、ドリップが出ていない状態の牛タンを選ぶようにしましょう。
鮮やかな赤色が新鮮な牛タン
新鮮な牛タンは、鮮やかな赤色をしています。また、脂肪の部分は白色または薄いピンク色をしているものを選びましょう。
赤い部分が黒ずんできている場合や、脂肪が黄色っぽくなっているような牛タンは、鮮度が落ちている可能性があります。
また、鮮度のよい牛タンは、ツヤがあります。鮮度が落ちてくると水分が流出するため、ツヤが少なく、見た目のハリも失われます。
霜降りの状態もチェックする
霜降りとは、赤身の部分に細かく脂肪が入り込んでいる状態のことです。
細かな脂肪が入っており、きれいな霜降り状態になっている牛タンは、柔らかく、脂のうまみを感じられるでしょう。
反対に、霜降りが弱い状態の牛タンは、脂肪が少ないために、牛タン独特の歯ごたえを楽しめ、牛タン本来のうまみも味わえるでしょう。
柔らかい食感の牛タンが好みの方もいれば、牛タン特有のコリコリ感を味わいたい方もいるため、霜降りの状態は好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
品質管理の状態もチェックを
牛タンを選ぶ際には、品質管理をチェックすることも大切です。
通販で購入する場合は、衛生管理が徹底しているか、製造状況についても確認するようにしましょう。
また、鮮度とおいしさをキープするためには急速冷凍が必要です。
さらに、厚切り牛タンをおいしく食べるためには、切れ込みを入れる必要があります。
安全でおいしい牛タンを食べるためには、加工の状態や衛生管理の状態など、品質についてもチェックすることを忘れないようにしましょう。
通販で買うときは牛タンの部位も確認を
牛タンには4つの部位があり、部位によっておいしく食べられる調理法は変わります。
まず、牛タンの中でももっとも脂がのっており、柔らかい部位がタン元です。
タン元は、舌の根元に当たる部位であり、運動量が少ないために脂肪量が多いという特徴があります。
厚切りの牛タン焼きなどで食べる場合には、タン元がおすすめです。
また、舌の真ん中あたりの部位をタン中といいます。
タン中は、適度な歯ごたえがあり、薄切り牛タンとして焼いて食べる場合などにはタン中が向いているでしょう。
スーパーで販売されている牛タンや焼肉店で提供されている牛タンは、タン中を使っているケースがほとんどです。
舌の先端部分をタン先といいます。
草をはむときに舌先はもっともよく動かす部分です。そのため、非常に筋肉が発達しており、脂肪が少なく、硬い食感をしています。
また、タン下と呼ばれる舌の裏側に当たる部位も、筋や血管などが多い硬い部位です。
いずれも硬いですが、うまみは強いため、煮込み料理などに向いています。
通販で牛タンを購入する場合には、部位についても確認し、用途に応じて適した部位を選ぶようにしましょう。
お家でおいしい牛タンを食べるなら伊達のくらがおすすめ
伊達のくらでは、ご自宅でも手軽にお店の味を楽しめる、高品質の牛タンを通信販売で提供しています。
衛生管理を徹底した環境で加工した自慢の牛タンは、超高速凍結機を使い、鮮度とおいしさを閉じ込めたものです。
厚切りと薄切りの2タイプをご用意していますので、お好みの厚さの牛タンをお選びいただけます。
仙台の牛タン焼きを楽しめる自慢の厚切り大トロ牛タン
まず、厚切り大トロ牛タンは、牛1頭からたった200gしか取れない希少部位のタン芯のみを、贅沢に使用した商品です。
職人が手作業で1枚ずつ丁寧に切れ込みを入れた牛タンは、ご自宅のフライパンでもおいしくお召し上がりいただけます。
【厚切り大トロ牛タン】
食感の違う2種類の牛タンが食べられる薄切り牛タン
厚切り大トロ牛タンでも使用している脂がたっぷりのったタン芯と、ほどよい歯ごたえを楽しめるタン中の2種類を薄切りにスライスしたセットです。
1パックで2つの部位を楽しめるため、部位による味わいの違いを食べ比べていただけます。
【薄切り牛タン】
まとめ
牛タン100gは、薄切りスライスの場合は6~7枚程度、厚切りの場合は2~3枚程度の量になります。
厚切り牛タンは1人前150gが目安となっており、伊達のくらの厚切り大トロ牛タンも1パック150gになっています。
そのため、ご自宅で牛タンを楽しみたい場合は、1人あたり150gを目安に準備をするとよいでしょう。
牛タンはスーパーでも販売されていますが、ご自宅でよりおいしい牛タンを楽しみたい場合には、牛タン専門店の牛タンをお試しください。
伊達のくらでは、お好みに合わせて厚切りと薄切りをお選びいただけます。
スーパーにはなかなか並ぶことがない、最高級部位のタン芯を使った商品です。
ご自宅で本格的な牛タンを楽しみたい場合には、ぜひ伊達のくらの牛タンをご賞味ください。